2024年6月19日 国家基本政策委員会合同審査会 第1号(党首討論)
選択的夫婦別姓、政治資金、衆議院解散などをめぐり、泉健太が岸田総理と行った党首討論の会議録です。
国立国会図書館「国会会議録検索システム」の公式APIから抽出。泉議員の各質問後から次の泉議員発言までを確認し、議長・委員長の進行発言を除いた総理、大臣、政府参考人等の発言を答弁として収録しています。
泉健太議員の発言
発言 2(議員)
○泉健太君 立憲民主党の泉健太です。
総理、思いのほか近いですね。私と総理は、これは初めての党首討論というふうになりますけれども、私は、これまで代表質問ですとかあるいは予算委員会、総理とやり取りしていて、一つやはり残念だったのは、なかなか本音が聞けない、何をしたいのかが伝わってこないという場面がありました。それは、どうしても答弁書を読んでいるというところが大きかったのかなと思っています。
その意味では、総理、今日は答弁書があるかどうか分かりませんが、是非、政治家同士、大将同士の討論ですから、私は二十六分ですが、是非総理には、政治決断、政治発言もあり得るということ、まず冒頭、その言葉をいただきたいと思いますが、いかがですか。
発言 4(議員)
○泉健太君 ありがとうございます。
まず、総理はいつも、一つ一つの課題を先送りをしないということをおっしゃってきた。そして、今まさに総理は、この三年間でも随分世界が変わってきたということをおっしゃった。その意味では、一つ代表的な例は、今回、経団連の十倉会長がお話をされた選択的夫婦別姓、これについて、経団連がやるべきだと言ったというのは大きな変化だと思います。
残念ながら、総理はこれまでの国会答弁では、家族のことだとか、一体感だとか、慎重にとかという言葉で濁してきている。私は改めて、自民党の方針はいろいろあるんだろうけれども、総理として、この選択的夫婦別姓は先送りできない課題なのか、それとも先送りをしていいと思っている課題なのか、どちらかお答えください。
発言 8(議員)
○泉健太君 残念ですね、本当に。二十数年、法制審でももう既に議論されていて、ここまで来てもまだ、総理自身がまだまだ議論が必要だと言うわけですから、選択的夫婦別姓を求める多くの方々にとっては、総理の内閣ではこれは全く進まないのだろうなということをもう考えざるを得ないですよね。総理がそういった意味で決断を今しようとしていることは考えていないということがよく分かりました。
さて、まず、先ほど、大変残念ですが、政治資金規正法の改正案が可決をされました。これ、我々にとっては大変残念です。悔しいと言ってもいいぐらい。
だって、私も自民党とずっと戦ってきましたよ。だけれども、相手チームがずっとルール違反をしていたなんて考えたくもない。情けないよ。何ちゅうことをやってくれたんだと思いますよ、この裏金問題は。八十五名もの人間が、しかも、それは現職だけでの話ですから。二十年近くやっていたというんでしょう。それだけのルール違反をやっていて、そこで求められている自民党にとっての政治改革じゃないですか。にもかかわらず、企業・団体献金もやめない、パーティーもほぼそのまま。もう何万の公開かなんてちいちゃな話になっている。そんなんじゃ、国民、全く納得しないし。
もう一つ、今回、裏金で分かってきたのは、自民党がこれまで国会議員や自治体議員にも配ってきたんじゃないかと言われている政策活動費のことですよ。この政策活動費は、恐らく、なかなか表に出せないというお金だと思っているから、今回も十年後の公開なんという話になっている。これだって、国民の皆さん、全く納得していませんよ。そういうものを今回無理やり通したというのは本当に残念であります。
そこで、総理に聞きたいんですが、政策活動費はどの党も全面公開か廃止だと言って、自民党に迫ってきた。でも、自民党はそこを死守をした、今回の政治改革案。だとしたらですよ、自民党、本気で、次の総選挙のときにも各候補者や現職の議員たちに政策活動費を執行するんですか。答えてください。
発言 10(議員)
○泉健太君 全然答えていないし、自民党だけですよ、そんなことで抵抗しているのは。あなたたちが抵抗勢力ですよ。本当にけしからぬですよ。
我々は、国民に見える形で、政治資金がちゃんと見える形で、選挙も公平にやろうと言っている。政治活動だってそうだ。でもそれを、戦略だ何だ、外国勢力が何だと何かよく分からない理由をつけて、結局、国民に見えない金を使い続けたいということでしょう。一年十億ですよ、一年十億。五年で五十億。しかも、出した人の領収書はあるかもしれないけれども、その出した人から更に各個別の議員に行ったら、その後の領収書はどうなるか分からないという仕掛けじゃないですか。途中から消える魔球みたいになっているじゃないですか。もうとんでもないですよ、こんなものは。
国民の皆さんに私は今日知っていただいたと思う。結局、自民党はこういう、表金ではやれないと自民党が言っている裏のお金をつくって、結局それを使って選挙や政治活動をしようとしている政党だと。ほかの政党はそんなことやりませんからね。もう明確にその姿勢が違うということが分かりました。
ただ、私は、この政治改革のことで今日全ての時間を使うということも考えたんですが、やはり私は、野党の第一党として、二十六分という最長の時間をいただいています。その意味では、国民生活のことについても必ず触れなきゃいけない。何より大事なのはこの国民生活のことですから、経済のこと、物価のことについて総理に聞きたいと思います。
まずは賃上げなんですけれども、実質賃金が二十五か月連続でマイナス、もう本当にこれ、二年以上ですからね。結局、総理は、賃上げだと沸いているかもしれないし、俺の成果だと思っているかもしれないけれども、二年以上にわたって、実際には、給料が増えても、また、年金額が上がっても、年金額が上がっても使えるお金は減っている、こういう状況ですよ。大変、国民生活が厳しい。
その中で、私は不思議なのは、なぜ今回、電気・ガス補助金を切ったんですかということですよ。これ、追い打ちかけるんじゃないですか。だって、電気だけで月千四百円以上負担増です。ガスでも四百五十円ぐらいの負担増です。両方合わせたら月二千円の負担増がもうみんなに、国民みんなにかかってくる、この状況で。しかも、これから夏じゃないですか、酷暑も控えているじゃないですか、クーラーもつけなきゃいけないじゃないですか。そういう国民の皆さんがおられる中で、このエネルギー補助金は私は続けるべきだったと思う。
総理、改めて復活してはいかがですか。
発言 20(議員)
○泉健太君 総理、今のようなお話の仕方で外交をやられているんですか。ちょっと不安になりましたよ。もう何か、話が前後してしまっているというか。
まず、お話をしたいんですが、総理、これは麻生副総裁もそうなんですけれども、金を集められないと若い世代が入ってこられないみたいなことをおっしゃるわけです。私、それは真逆じゃないかと思っていまして。総理、金集めで、すごい人たちばかり集まってやっているから、普通の国民が入れないんですよ、総理。そこを分かってもらわなきゃ。
だって、総理、二億円集めているんですよ。広島一区で誰が戦えますか、そんなので。集め過ぎなんですよ、あなた。そんなに集めて、みんなにまねしろ、できるわけないじゃないですか、そんなもの。ふざけるなと言いたいですよ。
ちゃんと政党交付金があるのであれば、政党から新人に対して表金で交付金を渡すなり、増やして、みんなこれで公平に戦えでいいじゃないですか。その金集め競争が激化をして、秘書も増やして、とにかく秘書の数が多い方が選挙に強くなる、そういう政治、金のかかる政治をやっているから変わらないんじゃないですか。新しい人材が入らないんじゃないですか。
聞いてみてくださいよ。今、一生懸命民間で働いている人や公務員に聞いてみてくださいよ。政治には関心があるけれども、こんなに金がかかるんじゃ入れないと言っていますよ。その人間たちに、政治資金パーティーをやれ、そうじゃないとあんた入れないよと言うんですか。全く逆ですよ、それは、総理。
もっともっと若い世代が、新しい感覚を持った人間が入れるような政治、そういう世界にしなきゃいけないんじゃないですか。まず、これが一つ。
そして、憲法ですけれども、我々はずっと審議に応じています。そして、議論を真摯にやっていますよ。論点があるのに、すっ飛ばして何をするというんですか。論点がまだ尽くされていないんだったら、議論するのは当たり前じゃないですか。ちゃんと一つ一つ議論をする。任期の延長だとか、緊急事態のことについても、公選法もあるし、そして憲法の中でどうするかというのも当然ある。いろいろな論点をやはり議論するのは当たり前です。一つ一つ国会のルールの中で議論をしていく。それは、各それぞれのやり取りの中で様々なことはあるかもしれないけれども、我々はこれからも真摯にこの議論の中に入っていきたいと考えています。
それで、総理、もう時間もあっという間ですから、総理はこれまで、一つ一つ結果を出していくと言った。ただ、もしこの政治改革、政治資金規正法の改正が総理にとっての結果だと言うならば、これは落第点です、総理。国民の皆さんもそう思っていますよ。今回の政治資金規正法で、あの改革案で総理や自民党に合格点を出す方はまあ二、三割じゃないですか。おられたらすごいなと思うぐらい。
そういう中で、是非、総理、あなたがもしそこで答えを出した、結果を出したと言うならば、総理自身、まだ処分を自分に下していませんよね。そして、総理はこう言いましたよね、私自身については国民の皆さんに御判断いただきますと言いましたよね。総理、ここで判断いただくときが来ているんじゃないですか。解散をして、国民にこの政治資金規正法の改正案がいいのか悪いのか、是非、総理、国民に信を問おうじゃないですか。
発言 24(議員)
○泉健太君 ありがとうございます。委員長、御配慮をありがとうございます。
本当、総理、時間を見て、答弁を求めるんだったら時間を見てやっていただきたいなと思いますね。
改めてですけれども、憲法審査会、これは各委員会もそうですが、それぞれの理事や委員長が決めることであります。あなたに何か約束されてやるものではないということは、是非国会に任せていただきたいということであります。
そして、改めてですが、解散、立憲民主党は、先ほど総理がお話をしたように、現実路線で我々は政権運営をしていきたいと考えています。外交も安全保障も経済もそうです。我々は、現実路線で安定的な政権を運営していくということをお約束をしたい。これは国民の皆様にお約束をさせていただきたいと思います。はい、これは是非やらせていただきます。
むしろ、総理のような、あるいは自民党のような、今の裏金体質を抱えてしまっているような政治よりも、国民の皆さんにとって誠実な政治が必ずできると我々は確信をしております。是非とも政権交代をさせていただきたい。そのためにも是非、総理、改めてですが、解散しましょうよ。総理が自信を持って作った、党首会談をしてやった、この政治資金規正法ですよね。
発言 26(議員)
○泉健太君 是非、次の方でも構いませんから、解散を宣言していただきたい、このことを私からお伝えをして、私の討論を終わります。
泉健太議員の質問に対する答弁
泉議員の発言 2 に対する答弁
答弁 3・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 今回の党首討論、三年ぶりの開催であります。その間、世界も、そして日本も大きく変化しています。政治の責任、より重たいものがある。その中で泉代表とこうして討論をさせていただく。私も、一人の政治家として、思いをしっかりと申し述べさせていただきたいと思っております。
泉議員の発言 4 に対する答弁
答弁 5・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 選択的夫婦別氏制度の議論、これは国会においても、この三年間、度々行われてきました。
この議論につきまして、御指摘のように、経団連からも、改めるべきである、こういった提案がありました。確かに、ビジネスの世界だけ見てみても、あるいは銀行預金の作成ですとか、あるいは不動産登記ですとか、さらには、海外におけるビジネスにおいてダブルネームによって疑われてしまうとか、そうした不利益、不都合が生じる、こういったこともありました、こういった指摘もありました。加えて、立場変わって、自分の家ですとか家名を守るために夫婦別氏制度をつくってもらいたい、こういった考え方もありました。
しかし、その一方で……(泉健太君「簡潔に」と呼ぶ)その一方で、この問題については……(発言する者あり)
答弁 7・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) ビジネスだけではなくして、家族の在り方ですとか、あるいは子供の姓の問題、子供の利益の問題、こういった観点からも議論しなければならない。だからこそ、令和三年、最近、直近の世論調査を見ても意見が分かれている、これが現状であると私は認識をしております。
こうしたものであるからして、最高裁の決定においても、国会において議論を尽くし判断すべきものだとされているこの課題、是非、国会としてもこの議論を深めていく、こうした努力は重要だと考えております。
泉議員の発言 8 に対する答弁
答弁 9・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 政治資金については、まずは今回の事案を引き起こした我々自民党として、反省の上でまずは党改革を進め、そして、刑事責任が問われたその上で政治家としての政治責任を判断し、その上で今回の法改正に臨んだ次第であります。
まずは、こういった事案に対する具体的な再発防止策として、政治家の責任の強化、外部監査の強化、あるいはデジタル等における透明化の推進と併せて、御指摘の政策活動費を始めとする政治資金全体についても議論を行った。そして、各党の議論も、意見も聞きながら法律をまとめた、こういったことであります。この政策活動費についても、透明性を高め、信頼をしっかりと得るために、二重三重に様々な仕掛けをつくって制度をつくった、こういったことであります。
政策活動費については、党として、その党勢拡大のために様々な戦略的な活動を行うために活用されてきた、こういったものであると理解をしています。しかし、その際に、個人のプライバシーですとか、配慮しなければならないこういった点と、国民の透明性の確保、このバランスの中で制度をつくったと理解をしています。
この制度、この政治活動の自由と国民の知る権利のバランスの中でつくった制度、この制度に基づいて政策活動費を使っていく。今回のこの結論、これは重要な結論であり、党としてもその結論を守ってまいります。
泉議員の発言 10 に対する答弁
答弁 11・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) まず、前段の政治資金の点について申し上げますが、今回の政策活動費を始めとする様々な課題について、自民党としては、具体的な実践的な案を用意し、そして、多くの党とも協議しながら、できるだけ意見を取り入れて結論を出してきました。
その中で、この御党との議論において、御党は、企業・団体献金は禁止、政治資金パーティーは禁止、そして政策活動費も禁止、全て禁止とされておられました。
この禁止ということについて、私は決して、御党がこうやって禁止を言いながら実際パーティーを、政治資金パーティーを開いておられるとか、あるいは労働組合等から団体献金を受けているとか、こういったことをあげつらう場ではない、こう思っておりますが、しかし……(発言する者あり)
答弁 13・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) しかし、この禁止、禁止、禁止というのは、大変気持ちはいいかもしれない、分かりやすいかもしれない、しかし、現実的な政治の中で、政治資金というものは民主主義を支える大変重要な要素であります。それについて真剣に現実的に考える、こういった責任ある姿勢が大事ではないかと我々は思っております。
政治にはコストがかかる、これは当然のことであります。そして、どんな立場の若者でも志があれば政治を志すことができる、お金がなくても政治を志すことができる、こういったことから、現実的な資金のありよう、こういったものを考えた次第であります。禁止、禁止、禁止で全て禁止してしまって、こうした現実を見ることがない、こういった案であってはならない、こういった思いで取り組んでまいりました。
そして、加えて、今度は経済の方の話であります。経済の方の話についても、実質賃金、マイナスのままではないか、こういった御指摘でありました。
だからこそ、私の内閣においては、経済対策、賃上げ、これを最重点項目として取り組んできました。そして、昨年は春闘において三・五八%プラス、今年は三十三年ぶりに五・〇八%プラス、こうした賃上げの効果が出てきました。そして、それが六月から実際に効果を発揮してくる、八月、九月にかけて効果が終了する。十月には、この最低賃金、これも効果が出てくる、今年の秋以降にこの効果が出てきて実質賃金がプラスになる。多くの民間のエコノミストがそういった評価をしている、こういった中であります。
そして、その中で、エネルギー等についてどうするのかということがありました。こうした賃上げの流れ、これは間違いなく確実なものにしなければならない。だからこそ、今月から定額減税も行ってまいります。
そしてさらに、こうしたエネルギー、特に、年金世帯ですとか、価格転嫁ができない中小企業、零細企業に対してどのように配慮をするのか。今言った賃上げの流れを確実なものにしていく、定額減税もやる、それに加えて、年金生活者等に対しての配慮、これを秋に向けて行ってまいります。そして、そのことによって、今年、物価に負けない所得、これを実現し、来年は、物価に負けない賃上げ、これを定着させる、これを国民の皆さんにお約束をさせていただいているわけであります。
そして、これは討論でありますので、今二つ、泉代表の御質問にお答えいたしました。今お答えする中で改めて思うわけですが、政策活動費、あるいは総合経済対策、具体的なこの対策、私たちは現実的な対策を今説明をさせていただいたわけでありますが、是非御党にも、こうした責任ある具体的な政策、これをしっかり提示していただきたい、これを思っております。そして、これは経済あるいは政治改革だけではありません。安全保障ですとか、エネルギーですとか、こういった分野についても責任ある態度を取ってもらいたい。
さらに、今、この国会を振り返って強く思うこととして、憲法改正につきましても是非責任ある対応をお願いしたいと思っています。この問題については、この国会において、憲法改正、この起案の動きがあったならば、国会を、委員会を全て止めるというような発言もあったと記憶しております。これは極めて無責任な対応ではないかと思っておるところであります。
私も、今、世界を……(発言する者あり)
答弁 15・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 外交を進める中にあって、今、世界は大きな変化の中にあります。国内の中においても大きな変化の中にあります。その中で、憲法審査会、十三年間議論して、こうした起案にたどり着かない、こういった状況の中で、是非、泉代表にお願いしたいことは、こうした、憲法審査会において、先週は、与党の代表幹事が具体的に起案について骨子を示し、五会派が賛成する、こういったことでありました。
答弁 17・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 是非、明日は、憲法審査会、定例日であります。
答弁 19・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 明日の憲法審査会の議論から、具体的な各条、この起案について、改正の起案について議論を始めるよう、御協力をお願いしたいと思いますし、これからは決して、憲法について議論をしたら、触れたら国会を止めるなどということはしない、こういったことは是非お願いしたいと思っております。
泉議員の発言 20 に対する答弁
答弁 21・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) まず最初の政治資金の話でありますが、政治資金をどう維持していくのか。これは実際問題、印刷物ですとか地元との行き帰りですとか、コストが生じる、これは当然のことであります。これをどう賄うかということであります。個人であったり企業であったり、そして公費であったり、これをバランスよくこのコストを支えるためにしっかりと確保する、こういった制度が大事だと思います。だからこそ、政治パーティーは禁止、企業献金も禁止、政策活動費も禁止、全部禁止では具体的な案を作ることができないということを申し上げているところであります。是非、こうした具体的な責任ある対応、これをしっかりと考えていかなければならないと思います。
そして、憲法についても是非はっきりお答えいただきたいと思います。憲法について議論をしているとおっしゃいました。しかし、具体的な各条、条文について議論を行いたいならば委員会を止めるとおっしゃっておられました。明日、憲法審査会の定例日であります。明日もこの憲法審査会の場で条文の審議等、議論等、これをしっかり進めていただく、こういったことをお約束いただけませんでしょうか。そして、加えて、今後とも、憲法に関わるといったならば国会を止めるというようなことを是非言わないでいただきたい。このことについて、しっかりお答えいただきたいと思います。
そして、最後の責任の話であります。
責任を果たさなければいけない、自民党総裁として、この政治の信頼の問題、責任を果たさなければならない、こういったことで、この一月から私自身、先頭に立って取組を進めてきました。この法案で終わったというようなことは考えておりません。こうした制度をつくると同時に、何よりも政治家自身が、何か特権意識がなかったか、あるいはおごりがなかったか、そういった政治姿勢も含めて、信頼回復に向けて引き続き努力をしていかなければならない、このように思っております。
そして、一つ一つ先送りできない課題に取り組むということ、代表からも御紹介がありました、そのとおりであります。経済を始め様々な課題に取り組んでいき、結果を出していく、これに専念をしていかなければならない……
答弁 23・岸田文雄(内閣総理大臣)
○内閣総理大臣(岸田文雄君) これが今の私の立場であります。それ以外のことは考えていない。それが、解散を迫られた質問に対するお答えであります。

